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 河原崎家の一族2を引き続きやってる訳だけど
このゲームは元々2003年に発売されたゲームな訳で
その当時に一度プレイしてるのです

ほぼ10年近く前にやってるんだけど、当時エンドを迎えてもいまいち
釈然としないと言うか、ぶっちゃけ話が良く分からなかった。

でも、絵は綺麗だし今回の完全版はアニメもするっていうので
再挑戦したんだけど、ちょっと調べたらこのゲームはちゃんと考察すると
とても深いというか良く練られたお話だということが分かってきました

完全ネタバレになるので続きは綴じ込みの後で


 ここから下は考察されてた方のサイトから丸々コピペしたものです。

個人の方の考察なので公式ではないでしょうが、でも書き手の意図はほぼ間違いなく
こういう事なんだろうと納得できたので転載してご紹介

コピペ元サイトURLは
http://blog.livedoor.jp/april_29/archives/13693284.html

ASTATINE」と言うブログさんの
9791さんが書かれました文章です

以下コピーした分文章

--------------------------------------------
 
 この作品を語るのは難しい。ジャンル的にはOHPでは“陵辱”と区切ってはいるもの、猟奇的ホラーと言うか、館モノサスペンスと言うか、そんな感じの物語である。「…大人が遊ぶゲームソフト…」(---ELF Official Homepage)と、宣言しているだけに、内容は難解。この物語、比喩的な表現、暗示的な画像・・・言い方はいろいろあるのだが、物語の“謎”をハッキリとは語らない。なぜ、同じ時間軸がループしているのか、それすら、テキストに答えを書いていない。この物語は、最初から、プレーヤーに考察を求めるものであり、その結末すら、プレーヤーが補完する必要がある。だから、この物語を終えた時の反応は、その考察ができるかできないかで、大きく違う。対象をかなり限定している、ELFらしいと言えば、ELFらしい物語である。

「マルチルートシングルエンディングADV」(---ELF Official Homepage)と称しているように、シナリオはループ状になり、幾つもの分岐になってはいるが、最終的には一つのルートに収斂され、一つのエンドに落ち着く。つまり、実質的には、シナリオの流れは一つしかない。その間、主人公・優馬は、逃げようが殺されようが、最初から戻されて、最初からやり直す羽目になる。

物語は、恋人である杏奈から、主人公である優馬が起こされるところから始まる。・・・かつて、母親が河原崎家の世話になり、その縁から現当主・縄綱からの招待を受けた杏奈。それに同伴する形で河原崎家を訪れた優馬。当初、縄綱の養子である智樹に罵倒され、それを不快に思って、河原崎家を辞したものの、縄綱を気遣う杏奈が「・・・やっぱり戻ろう?」と問いかけ、それに従って、河原崎家へ舞い戻ることになる。変人を描けば、エロゲー界最強を誇るELF。序盤から飛ばしてくる。赤のドレスと女装メイクで迎える縄綱。これは、ループの最初であり、最終ルートまでこの序盤が繰り返される。

なぜか?

スタートの時点が“最初のループ”ではないからだ。正確には、この物語はループの途中から始まる。優馬はすでに螺旋的な時間軸の中にあり、それを本人が忘れているだけに過ぎない。それは、“自分が書いたはず”のメモ、写真から類推できる。だから、逃げたとしても、同じ時間を繰り返して、初めに戻される。

何度もループを繰り返すうちに、優馬は、自分で自分にメッセージを残し、写真を撮影され、「縄綱の望みがかなえられた時間」を繰り返していく。その中で、プレーヤーは、この物語の違和感に気づくかもしれない。

駅前の老人と老婆。主人公たちが“同じ時間”を繰り返しているのに、老人と老婆だけが時間を微妙に経ていることに気づけば・・・彼らの心情だけが変化していくことに気づけば・・・河原崎家と駅前の時間軸が違うということに気づくかもしれない。そして、老人だけが自分たちに話しかけ、老婆が自分に話しかけないことに気づけば・・・自分の存在も段々見えてくるだろうと思う。


・・・老婆の時間軸で言えば、数十年前。河原崎邸で惨劇が起こる。当時64歳の当主が、養子と使用人を道連れに無理心中を図る。その時、ただ一人の部外者の青年が巻き込まれ、彼は炎上する屋敷から脱出する際、脱出に使った車に潜んでいたメイドと諍いを起こした結果、事故を起こし、死亡。その事故より生還したメイドは、駅前の農家の妻となっていた・・・。


つまり、この物語、生きている人間は、登場人物では、この老婆しかいない。

・・・後は、全員、死者である。


物語自体が陰惨なので、Hシーンも最後の杏奈とのHシーンを除き、痛い系のモノばかり。寝取られ系&無理やり系陵辱ばかりと言ってもいい。ほとんど、悲壮と言ってよい場面が繰り返させるどころか、メインヒロインである杏奈が、縄綱や智樹に女性としての欲望を呼びさまさせられるような展開なので、寝取られ拒否感がある人は、トラウマになりそうなものになっている。

陰惨で残酷で生々しい描写が続くのだが、心に残るのは、杏奈の純粋な想いだ。彼女は肉欲に意識を浚われ、陵辱を受けながら、それでも、優馬が好きだと言い切る。極端に言うと、“堕ちない”。当初、なぜ、彼女がここまで、主人公にこだわるのか分からなかった。だが、彼女も含め、すべての人間が死者・・・残留思念のようなモノであると考えれば、彼女の純粋さも理解できる。・・・生前の想い、人を愛するという感情を初めて優馬で感じた彼女は、死の直前の悲惨な状況から、自分を保つには、その感情だけがよりどころだったかもしれない。・・・だから、それは死後、純粋化する。

彼女にとっては、恋愛とは“肉欲”ではなかった。

恋人でありながら、いまだに彼女を抱かず、それでも、河原崎家まで訪れるほどの優しさ、「一緒にいる」ことを大切にする・・・“精神的な想いを共有すること”が彼女は“恋愛”だった。その想いが溢れるのが、陵辱シーンというのは、さすがに堪える。

彼女の願いは、自分のループからの離脱というより、「優馬を」河原崎家から離脱させることだったのだろう。時間軸をループさせているのは、縄綱。縄綱が「永遠の河原崎家の当主」を願い、一族を道連れにした。河原崎家で優馬が死ぬかぎり、優馬は螺旋に囚われる。実際の時間軸(老婆の時間軸)は、最終ルート直前のルートで描かれるが、ここでやっと、優馬は館を脱出し、生前と同じ“死”をなぞらえ、ループからの離脱を果たす。

生前の主人公が何を思って死んだのか、それは分からないが、少なくとも、「屋敷内の人間が外に出れた時間」を願っていたのは確かだろう。だから、最終ルートは「河原崎家の人々を救った」結果を創出する。この願いは、他でもない優馬の願いであり、残留思念。

つまり、ループを創ったのは縄綱だが、ループを望んだのは、他でもない優馬自身。本来、在りえなかった結果を創るためだけに、この物語のループがあったわけだ。

そして、最後のEDルートは、現実を認識する旅路。縄綱の望みがかなえられた時間」と「屋敷内の人間が外に出れた時間」が分離し、その交差したポイントを見つめる最期の道。それは、優馬自身が自分の死と河原崎家の滅亡を再認識する道だった。


「外に出れた杏奈」と再会すること・・・彼女と結ばれるのは、自分自身の死を認めることと、同義。


・・・何とも救われない物語ではある。生還を望み、主人公は物語に介入しながら、物語を終わらせるためには、自分の死を認めなければならない。・・・こんな物語なんか見ていると、相思相愛の者同士が「想いを打ち明けない」ことは、ある意味では、罪深いことだなぁ・・・と思ってしまう。

「大人が遊ぶ」とは別に煽って言っているのではない。「精神で結ばれる恋愛のカタチ」というものをかなり異色な脚色で描いているだけ・・・こんな想いを噛み締められるかどうか・・・それをプレーヤーに問いかけているだけなのである。
 

 
 おそらく、この物語の主題となるべきは、縄綱と杏奈の「愛し方」の相違なんだろうとは思うだけど、物語自体は非常に曖昧。故に「…大人が遊ぶゲームソフト…」。解釈が難しいか、解釈する必要がないのか・・・よく分からないですが、単純に、暴力を肯定もせず否定もしない作風は、ELFの良き伝統だったと思うんだけどなぁ・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー--ーー-----------

ここまで


いやーそうだったのか!って唸ってしまいました

しっかし
これ、なんてエンドレスエイト?って話だったのね

当時の胸のつっかえが取れましたよ

何でもこの河原崎家の一族2の完全版のダウンロード版はウイルス紛いのものが仕込まれてるとかって評判であまり良い評価をされてないのですが、是非パッケージ版を買ってみてやってみて欲しいなぁ

ちなみにゲームの全体の進行度は今の段階で7割と言った所
無限ループにそろそろ気付きだしてる感じです。
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